31 Bonds 【絆】

31 Bonds 【絆】



昴は、チョコレートの入った小さな紙袋を2つ手に持ちながら、マンションへ戻った。

綾音の姿を探すと、リビングでテレビのニュースを聞きながら、洗濯物をたたんでいる。

『ただいま』と軽く声をかけ、すぐに部屋へ入ると、2つの袋をデスクに置く。

スーツから着替え、袋を一つだけ持つと、綾音にあらためて声をかけた。


「何? これ、チョコレート?」

「あぁ……仕事の帰り歩いていたら、美味しそうな匂いがして、入ってみた。
この冬の限定品だそうだ」

「うわぁ……ありがとう。美味しいのよ、ここのチョコ」

「そうか……」

「それにしても珍しくない? お兄ちゃんがこんなお店に寄るなんて」


綾音はたたんでいた洗濯物から、手をチョコの箱に伸ばし、

特にミルク味が好評なのだと、雑誌から得た知識を披露する。


「なんだか……怖いなぁ」


綾音は小さな声でそうつぶやき、冷蔵庫を開ける昴を見た。

昴は、綾音の声に顔を向けたが、その目が何か探りを入れているようで、

すぐにそらすと、冷蔵庫へ戻す。


「いらないのなら会社にでも持っていくから、置いておけ」

「いらないなんて言っていません。ただ……何かいいことでもあったのかなって、
そう思っただけよ。いただきます、いただきますってば」


綾音は、昴に取り上げられては大変と、楽譜の影に慌てて箱を隠した。

昴はペットボトルの蓋を開けながら、

七五三の写真の横に置いてあったワインの代わりに、

銅賞の盾があるのを見つける。


「届いたのか、盾が」

「うん、今日学校にね。望月教授が喜んでくれて、なぜか一緒に写真を撮られたわ」

「そうか……」


昴はその盾を左手に持ち、『畑野綾音』の名前を確認した。

片手だけで持つには重く、ペットボトルを置くとすぐに右手を添える。

横に飾ってある『七五三』の写真には、変わらない母の笑顔がそこにあり、

これでよかったのだと、あらためて思った。


「お兄ちゃん、洗濯物、部屋に入れておくね」

「あ……いいよ。風呂に入るから、自分で持っていく」


昴は、すぐに盾を置き、部屋へ行こうとした綾音から洗濯物を取ると、

部屋の扉を少し開けた。昴は、体を滑り込ませるようにしたが、

その隙間から、綾音の視線の中に、小さな紙袋が入る。

綾音は、リビングのテーブルに置いた自分への土産と、

同じものがもう一つあることに気付いた。

明らかに、今の昴の態度は、部屋の中に綾音が入ることを拒んだように思え、

『もうひとつの袋』の行き先がなんとなくわかり、自然と顔がほころんだ。





江口と別れた悠菜の足取りは重く、いつもの道がとても長く感じられた。

『salon』を3月で退社し、『STW』の本社で働くことを提案されたが、

父の正体を、死ぬまで明らかにしなかった母の気持ちを思うと、

とても出来ないことだと、断りを入れた。



『社長には、本当の意味で頼れる人がいないのです』



江口は、そのようなセリフを、形を変えて何度も口にした。

後妻として迎えた女性とは、期待したような跡継ぎの誕生はなく、

近頃は、ほとんど生活をともにしなくなっていること。

仕事では自分たちがフォローできても、

プライベートな寂しさまで埋めることが出来ないこと、

悠菜は話を聞き続けたものの、何も返事が出来なかった。

収まりのつかない自分の心を落ち着かせるために、

状況的に難しいことはわかっていても、明日、橋場と話をしようと心に決め、

その日は早めの眠りに着いた。





クリスマスの近付く朝、悠菜は駅から会社までの道を歩いた。

そろそろ手袋でもした方がいいかもしれないと、寒さでかじかむ両手に息を吹きかける。


「住友さん」


名前を呼ばれたことに振り返ると、昴がすぐに追いついた。

悠菜は慌てて、おはようございますと挨拶する。

いつもよりも互いに早い出社で、『何かあったのか』と聞きあってしまう。


「いや……なんとなく」

「あ……私もです」


少し間の抜けたような昴の言葉がおかしくて、悠菜はその日初めて笑みを浮かべた。

昴はその表情を見た後、手に持っていた小さな袋を差し出してくる。


「これ、仕事の帰りに見つけた店で買いました。よかったら……」


悠菜は、昴が渡してくれたのが、

雑誌に特集される『手作りチョコ』の店の袋だとすぐにわかり、

ありがとうございますと受け取った。


「あ、いえ、違います。あの……いただく理由がありません」


悠菜は、自分があまりにも当たり前のように受け取ってしまったことが恥ずかしく、

慌てて理由がないからと押し返す。


「理由は住友さんになくても、僕にあるんだ。
『トランプ』の件で、あれこれ君が納得してくれるような理由を考えてみたけれど、
どうしても最後は『会社の決定だ』としか言えなくてね。
協力すると言っておいて、申し訳ないなと……」


昴の言葉に、悠菜は昨日のことを思い返した。

『トランプ』の件は、もっと大きな力が動いてしまったからのことであり、

昴には何も関係がない。むしろ、江口が口にした『3月まで……』の期限が、

心に重くのしかかった。


「そんなこと、畑野さんの責任じゃ……」

「チョコを食べていると、いつも幸せだって綾音が言うんですよ。
だから住友さんにも、少し笑顔が戻るかな……と」


その言葉に、悠菜は自分が近頃下ばかり向いて、仕事をしていたことに気付かされた。

昴は、仕事を『楽しく』したいと悠菜が言ったことを話し、

今回は残念だったが、まだまだチャンスがあると励ましてくれる。


「それじゃ……」


昴は綾音にそう声をかけ、少し早足になった。

二人の距離が少しずつ離れていく。

悠菜は、昴が自分の様子を気にしてくれたことが嬉しくて、

先を行く昴に向かって、小さく頭を下げた。





「おはよう、住友さん」

「おはよう」


悠菜は精一杯明るい声で挨拶をし、もらった紙袋を机の一番下に入れた。

昴の方見ると、笠間が何やら書類を持ち出し、あれこれ聞いている姿が見える。

バッグから携帯を取り出すと、メールの印が一つついていた。

相手は綾音で、悠菜は文面を確認する。





「エ……昴が?」

「そうなんです、先生。驚きでしょ、
もう私嬉しくて、予定よりも早くここへ来てしまいました。
だって、報告したくて、したくて……」


悠菜にメールを送った綾音は、その日、『小麦園』を訪れ、

学校から戻ってくる子供たちに、ピアノを教える予定だった。

康江に昨日の出来事を説明し、今日、悠菜に探りのメールを送ると、

驚きの返信があったと興奮気味に語る。


「『いい年齢なのですが、チョコレートくらいしか贈れない、
兄の気持ちを大きく受け止めて』って、悠菜さんにメールをしたんです。
そうしたら、どうして知っているのかって、悠菜さんも慌てていたみたいで」

「慌てていた?」

「知っている……の文面、小さな『つ』が3つもついていたんです。
慌てていたみたい。ほら、見て、先生」


綾音は、携帯の画面を康江に見せながら、

昴が本当は、悠菜に贈る為にチョコレートを買い、

自分はそのおこぼれをもらったと説明した。

康江は『そんな言い方悪いわよ』と言いながらも、笑いが止まらなくなる。


「あ、本当だ、『つ』が3つあるわ……」

「でしょ、でしょ」


康江が確認した文面を、綾音はもう一度見ると、嬉しそうに微笑んだ。


「兄が変わったのは、悠菜さんのおかげなんです。
私のことも、少し離れたところから見てくれるようになったのも、悠菜さんのおかげ」

「綾音……」

「やっとそういう気持ちになってくれたのかなって」


綾音はそういうと携帯を閉じ、自分のバッグに入れる。


「そうね、昴はやっと『自分を幸せ』にするつもりになったのね」


康江の言葉に、綾音はしっかりと頷き、

子供たちが戻ってくるまで練習しておくと、ピアノの前に座った。





話がしたいと持ち出した悠菜を連れ、橋場はエレベーターに乗ると、5階で降りた。

そこには以前、豊川にセクハラをされた『小会議室』がある。


「どうした」

「あ……いえ」


橋場は悠菜と、その小会議室に入ると奥のカーテンを開けた。

暗かった部屋に、眩しい光りが届く。


「話というのは、『トランプ』のことか」

「そのことも関係ありますが、
昨日、『STW』の江口さんにお会いして、話を聞きました」


橋場は、悠菜がすでに状況を飲み込んでいるのだとわかり、何度か頷いた。

突然、自分の仕事が奪われるようなことになり、納得がいかないのはわかると付け加える。


「部長、私はこれからも渡瀬さんと関わりを持つつもりはありませんし、
『STW』も私には無関係の会社です。
亡くなった母は、私に一度も父親の正体を明かしませんでした。だから……」

「君が真面目な社員で、これからも営業部にいてくれたら、
きっといい成績を上げることは、私にもよくわかっているんだ」

「それなら……」

「だが、それは関係がない」


橋場は悠菜の方へ振り返り、この情報がどこかからもたらされたことを告げる。


「どういった事情からかはわからないが、
君がここをやめなければならないような、情報を流して得をするのは誰なのか、
よく考えてみた。住友さんは、関わりを持つつもりはないと言っているけれど、
向こうはそう思っていないのではないか」

「向こう?」

「渡瀬社長だ」


橋場は、父親である渡瀬が、本当は悠菜をそばに置くために、

情報を流した可能性があるのではないかと言い、

『salon』上層部が、その情報を知ってしまった以上、

どういう条件を持ち出そうとも、会社に残ることがいいことだとは思えないと言う。


「『salon』は豊川一族の会社だ。一族で固めているから、新しい風が入ることを嫌う。
守ることに必死なんだ」


悠菜は、営業部から離れ、しばらく他の部で働けば、

自分の言っていることもわかってもらえるのではないかと食い下がる。


「住友さん」

「はい」

「それだけ『salon』にこだわる事情が、どこにあるんだ」


橋場の言葉に、悠菜は何も言えなくなった。

『仕事』というよりも、『salon』にこだわりたい理由は、一つしかない。


「君のバックにある『STW』という会社が、とても小さく怪しいものなのなら、
なんとかここに残りたいと必死になる気持ちもわかるが、
正直、『STW』で堂々といいポジションにつき仕事をした方が、
よっぽど住友さんのためになる……それは言い逃れでもなんでもなく、
私個人として、そう思う」


江口が言うように、『STW』に入れば、『salon』と競合する部門での仕事にもつけるし、

頼みさえすれば、広報など別部門での活躍も確かに可能だった。


「こんな言い方をするのは悪いかもしれないが、私が君なら、喜んで行くよ。
企業としての未来も、『STW』の方が、上だと思うからね」


橋場との話し合いは、結局これで終わりになった。

悠菜は営業部に戻り、自分の席につく。

ここに来てからもらった名刺を見ながら、他にもいくつか抱えている企業との仕事を、

誰かに振っていかなければならないのだと、ため息をついた。





江口は、勇のいる社長室で、昨日悠菜と会い、事情を説明したと語った。

勇は、『かわいそうなことをした』と下を向く。


「悠菜さんは、『STW』に入るつもりはないと、そうおっしゃいましたが、
こちらとしては、それなりの準備は進めています」

「あぁ……」

「せっかく、キャリアを詰まれたのですから、ぜひ、社に入っていただき、
社長の力になって欲しいと、これからも頼みに向かうつもりです」

「……江口」

「はい」

「あまり、無理をするな」


江口は、悠菜をそばに置くことが、勇の望みだと思っていたため、

どこか心が引いているように語ることに、驚かされる。

勇は、引き出しにしまってあった手鏡を取り出し、

悠菜に苗子の面影を強く感じたと、再会した日のことを振り返った。


「苗子の娘だ、追い込むと逃げてしまうような気がするんだ」

「社長……」

「……あの子を……あまり、追い込むな」


勇は、二度と戻らない人への思いをかみ締めるように、ゆっくりとそう言った。





その日の仕事を終えた悠菜は、昴からもらった紙袋を持ち、部屋へ向かった。

いつもなら、道に咲く花を立ち止まり眺める場所でも、

そんな気分になれず、コンクリートの地面だけを見ながら歩き続ける。

食事も、惣菜やインスタントを買い込み、なんとか部屋へ到着すると、

着替えることもせずに、紙袋を開けた。

小さな箱にかわいいリボンがついている。

『笑顔が戻るように』と言ってくれた昴のためにと、チョコを一つ口に入れる。

橋場が言っていたように、仕事の内容だけ、条件だけを考えたら、

『salon』よりも『STW』の方がいいこともわかっていた。

口に甘さが広がるのと反比例するように、目はだんだんと潤み始める。

昴とは、色々なことがありながらも、仕事を教えてもらい、

綾音を通じて、少しずつ距離が縮まった。

まだ、『一人の女性』として意識してくれているとは思えないが、

それを期待できるような、表情を見せてくれるときも増えてきた。

しかし、『salon』という共通点がなくなれば、微妙に近付いたはずの距離はきっと、

一気に開いてしまうだろう。


「はぁ……」


悠菜の顔に笑顔は戻らず、出てくるのはため息だけだった。





「クリスマス?」

「そう、崎本さんと大阪で待ち合わせすることにしたの。ちょうど真ん中でしょ」


クリスマスには、大阪にあるテーマパークで過ごすのだと、

綾音は食事の片づけをしながら話し始めた。

先月、裕が大阪へ出向き、チケットを取ったから行けるのだと、

綾音は『頑張った』ことを強調する。


「わかったよ、それなら行ってくればいい」


昴は新聞を見ながら、軽くそう答え、どうせクリスマスも仕事だからとつぶやいた。

綾音は、蛇口を止めると、軽く咳払いする。


「それはそうでしょうけれど、せっかくのクリスマスなのよ、
食事くらい行く人いないの? お兄ちゃん」


頭の中に悠菜をしっかりと浮かべ、綾音はそう問いかけたが、

昴からは何も返事が戻らない。


「お兄ちゃんは、私から見てもまぁ、平均点より上だと思うけれど、
それも35までよ」

「35? なんだそれは」

「それより上に行くと、『おじさん』扱いになるからね」


綾音は、仕事が出来る男は確かに素敵に見えるけれど、女に売り時があるように、

男にも攻め時があると、訴えてきた。

昴は、新聞の上から乗り出すように言う綾音を避け、体を横に向ける。


「いつまでもいると思っていたらダメなんだからね。
素敵な人は積極的に捕まえに行かないと。ねぇ、聞いている?」

「聞いている……」

「会社に、いいなと思う人がいたら、恥ずかしがっていないで、誘わないと、
お兄ちゃん、35なんてあっという間だからね」

「あぁ……」


綾音は、昴が確かに答えたのを聞き、口元をゆるめた。

誰という名前を出しはしないが、

昴の中にはきっと、悠菜の存在があるだろうと確信する。


「あ、そうそう、これ美味しかった。あっという間に食べちゃった」

「ん? あぁ、そうか」


綾音はチョコの箱をテーブルに置き、同じものをもらった悠菜のことを思いながら、

ほおづえをついた。





それから3日後、『HONEY』のオーナーから呼び出しがかかった。

昴は悠菜を連れて、以前、話題に上がった『アンテナショップ』について、

意見を聞かせて欲しいと言われ、店に向かう。

演奏会の頃には、外観だけだった店は、すっかり形を整え、

店の前には堂々と『開店』情報が張り出されている。

『HONEY』のオーナー佐藤は、悠菜に相手の出方を尋ねた。

悠菜は、あらかじめ用意していた資料を持ち出し、どういう経営戦略を持ち、

進出してきたのかを丁寧に説明する。

同時に区画整理が進み、一時的に客の流れが移るかも知れないが、

大きく先を見れば、駅からの人の流れはむしろ『HONEY』に有利になると言い切った。

佐藤は、『まぁ、そうだろうね』などと強気な態度を見せながらも、

安心したような表情を見せる。


「『salon』のシリーズが好評でね、
さらに取り扱いの商品を増やしたいと思っているんだよ。
また、住友さんが窓口になってくれるだろ」


佐藤の言葉に、悠菜は一瞬返事をためらった。

『はい』と答えなければならないが、それはウソになってしまう。


「もちろんです。今、『HONEY』のことを一番わかっているのは住友ですから」

「そうだろうな……」


昴がフォローするように返事をし、

悠菜は『そんなことはありません』と謙遜して見せる。

二人は『HONEY』を出ると、もう一度オープン少し前のライバル店へ足を運ぶ。


「客足、大丈夫でしょうか」


組織の大きい店が出てくることで、客離れがあるのではと悠菜は口にした。

昴は、ライバル店を見つめたまま、『大丈夫だ』と宣言する。


「データを見ればわかります。
お客様は明らかにうちの商品を狙って、『HONEY』に来ていますから。
自信を持ちましょう」


悠菜はまっすぐに前を見る昴の顔を見ながら、バッグに入れてあった携帯を取り出した。

カメラ機能を呼び出し、画面を前へ向ける。

昴は、悠菜の行動に気付き、何をするのかと顔を向けた。


「あ……ライバルの店を写しておきます。負けないぞと、気合をいれたいので」

「あぁ……そうですか」


悠菜の言葉に納得したのか、昴はもう一度前を向き、

張り出されているちらしを読み始めた。

悠菜はカメラのレンズを少し左にずらし、シャッターを切る。

静止画像として画面に残ったのは、ライバルの店ではなく、

悠菜の前に立つ、昴の横顔だった。





『Flow』
時は誰にも、流れ続ける……
いつも訪問ありがとう。パワーの源、1日1回の『ポチ』……してくださると嬉しいな。

コメント

非公開コメント

いやぁ……

Limoさん、こんばんは

>上司の橋場さんや康江さんのような、
 歪みのないサブキャラの存在が私はスキです。

ありがとうございます。
あまりスポットライトの当たらないサブキャラですが、話しにとっては大事な存在です。
どう関わっていくのかも、気にしながら読み進めてください。

さらに……
報告、ありがとうございました。
何度も読み直して出しているつもりだったのに、『あらあら……』です(笑)
これからも、教えてくださいね。

FLOWを辞めることが出来てよかったですね
利佳子の出方が気になってたけど
利佳子、カッコいいな~〃▽〃
何故だか、カッコいいと思っちゃいましたわ^^

悠菜は大変なことになっちゃいましたね
昴がいるから今の職場を離れたくないだろうし・・・
でも昴の写真を撮ったりして、今の職場を離れる気かな・・・

また、一つ前へ

yokanさん、こんばんは

>利佳子の出方が気になってたけど
 利佳子、カッコいいな~〃▽〃

はい、利佳子はなかなかです。
失ってみて、失いそうになってやっと、気付くものもあるのだと。

その反面で、追い込まれる悠菜。
どうなるの? と考えながら、さらにお付き合いくださいませ。