【again】 15 つながり出す線の行方

【again】 15 つながり出す線の行方

     【again】 15



車で戻った絵里が、大地を迎えに行くことを知った直斗が、自分からもお礼を言いたいと、

一緒に真希の家へ向かうことになった。


「あ、ママ! ……あれ? 直斗だ!」


大地は嬉しそうに直斗にかけ寄り、いつものように抱き上げられ、

絵里は奧から出てきた真希に頭を下げた。


「ありがとう、矢吹さん。急に頼んでしまってごめんなさい」

「……」

「矢吹さん……」


真希は絵里の後ろで、大地と話す直斗の方を見ていて、返事が遅れてしまう。


「……あ、うん。大丈夫だったわよ。これなら今度は一人でお泊まり出来ちゃうよね、大地君」

「うん! 大丈夫だよね」

「大地ったら、何言ってるの」


絵里は得意げに笑う大地の足を、軽く叩く。


「ご迷惑をおかけして、すみませんでした。ありがとうございました」

「いえいえ……」


直斗の言葉に、少しボーッとしていた真希は慌てて頭を下げ、3人が部屋へ戻るため、

階段を降りていくのを、不思議そうに見つめた。





「おはよう! 池村さん」

「あ、矢吹さん。昨日は本当にありがとう」

「何度もなによ、いいんだって! 大地君なんてかわいいもんよ、うちの生意気盛りに比べたら。
あ、それより、昨日私、ビックリしちゃった」

「……何?」


真希は近くに井戸端メンバー達がいないことを目で確認すると、ロッカーを開けながら、

絵里の耳元で話し始めた。


「ねぇ、昨日一緒に来た男の人、石岡のおばあちゃんのお孫さんでしょ?」


絵里は素早く仕事着に着替え、カバンをロッカーの奧にしまう。


「うん、そうなの。大地がね、すごくかわいがってもらって、うちは本当にお世話になってるのよ」

「だよね……。でも私。パッ! と見た瞬間、池村さん、お坊ちゃまと来た!
って思っちゃったのよ」


真希が言う、『お坊ちゃま』というのは亘のことで、思いがけないことに、

ロッカーを閉めようとした絵里の手が止まる。


「よく見たら違うんだけど、一瞬そう思ったの。いい男だったからかしら。
自然に似ちゃうとか? あぁ、普段からいい男を見慣れてないからさ、
そんなふうに思ったりするのよね、きっと」


直斗と亘のことを、絵里は一度もそんなふうに思ったことはなかったが、
真希のセリフが気になり、あれこれ思いだす。



『兄と僕とは生きてきた環境が違うんです。母親が違うこともあるし……』



確か先日、スーパーに来た亘はそんなことを言ったが、しかし、篠沢と石岡では名字も違うし、

亘と直斗では雰囲気もまるで違っている。



『不動産です』

『本業は不動産ですから。そっちは父と、兄がしっかり頑張っていると思います』



以前食事に行った時に、直斗が言っていたことと、先日亘が言っていたことが、

絵里の頭の中で、グルグルと動きだす。そんな、何かを考えているように見える絵里の肩を、

真希が軽くポンと叩いた。


「ねぇ、実はさぁ、ここだけの話。あの人といい感じってことはないの?」


その真希の言葉に、絵里は素早く反応し、顔を真希の方に向ける。


「ウソだってば。もう、怒らないでよ! 冗談でしょ!」


真希の大きな笑い声に、絵里もつられて笑い始め、心に浮かんだ小さな疑問は、

結局この笑い声に、流されてしまった。





「失礼します」

「あ、池村さん、矢吹さん、これ、頼むよ」


昼の休憩時間を終え、絵里と真希は新しいラッピングの機械を運ぶことになったため、

店長室へ向かったが、そこには本社から来た前島が、どこか偉そうに椅子に座っていた。


「前島さん、今日は、篠沢部長いらっしゃらないんですか?」


そんな店長の問いかけに、同じように思っていた絵里は、一瞬前島の方を向く。


「部長は見合いだよ、今日……」

「見合い?」


前島は笑いながら、冗談だというように、手を目の前で振って見せる。


「いやいや、一応商工会主催のパーティーへ、奥様と出かけたんだけど、
毎年、あの会は社交界デビューのお嬢さま達が、ウロウロするからね。
そんなチャンスを奥様が逃さないだろうと思ってさ」

「あぁ……そういうことですか」


前島の言葉に、店長の大川は愛想笑いをし、その横で絵里と真希は、

部屋の隅に置かれている機械を、二人でキャスターに乗せる。


「もう一人の跡取りが、児島建設と婚約らしいからね、奥様の焦る気持ちも、
理解できるんだけど……」

「あ、本当なんですか、その噂は」


盛り上がっている二人の横を通り過ぎ、絵里達は店長室を出て行ったが、

いつも、亘の横で黙って頭を下げている前島が、一人で羽を伸ばすように

気楽に語っている姿を見て、絵里はなんだかおかしくなる。


「ねぇ、お坊ちゃま、見合いなんだね」

「エ……うん」



『好きなんですよ……』



脚立をわざと揺らし、両手を広げて笑っていた亘の顔を、絵里は思いだす。

真顔で言われたセリフを、冗談だと思いつつ、どこか気にしていたのだが、

前島の話に、自分とは環境の違う人なのだと、あらためて思い直す。


「毎日の生活にあくせくするうちらも大変だけど、結婚相手も自分で決められないなんて、
金持ち達も大変だね……」

「……うん」


真希のそんな素直な感想に、絵里は何度も小さく頷いた。





「あはは……」

「神尾先生、笑い事じゃないですよ。全く、人をなんだと思っているんだか……」


その頃亘は、神尾のアトリエに顔を出し、上着をテーブルに叩きつけると、ネクタイを外し、

椅子に腰を下ろした。母の真弓は運転手として着いてこいと言いながら、

あらかじめ話し相手となる女性を、しっかりと用意していた。


「いいのか? こんなところに逃げてきて」

「いいんですよ。母親の言うとおりに結婚なんてする気持ちはないですし、
相手にだって失礼ですから」


神尾はキッチンでコーヒーの準備を済ませると、少し微笑みながら作品のカバーを外す。

そこには亘がじっくりと仕上げてきた、絵里の笑顔があった。


「お前の大切な人は、ここにいるんだろ」

「……はい」


亘は、その絵里の笑顔を見つめ、尖っていた表情を少しずつ変えていく。


「この間、あまりにも彼女が楽しそうに仕事をしていたので、
つい、あなたが好きだと言ってしまいました」

「……そうか……」

「驚いて、目を丸くしてましたけど……」


亘はそう言いながら椅子から立ち上がると、作品の前に座り、キャンバスに指で触れながら、

次に重ねていく色を考える。


「僕は、兄のように、生きていくつもりはありません」

「変わったな……亘」


神尾のその言葉に何も言わず黙っていると、キッチンの方から、少しずつコーヒーの香りが

漂い始め、亘はさらに優しい気持ちになっていた。





「もう、私と会う理由が見つからないからだと、そう思っていました」

「申し訳ない、勉強会の手はずを頼んでおきながら、急に用件が入ってしまって」


ハナが入院した日、瑠美に連絡をすることも忘れ、約束を破った直斗は、その謝罪をしようと、

先日の店にいた。


「何をしていたんですか? 答えてください」


その言葉に直斗が何も言わずに黙っていると、瑠美はもう一度、同じように問いかけた。


「何をしていて、約束を反故にしたんでしょうか。篠沢さん……」


それでも直斗が黙っていると、瑠美は時計を見てため息をつき、スッとその場で立ち上がる。


「それならもう、仕事に戻ります。こんな時間は無駄でしかないわ」

「ごめん……祖母が倒れたんだ」


初めて直斗から語られた自分のことに、瑠美は少しだけ微笑むと、しっかりと頷き、

もう一度椅子に座り直す。


「亡くなったお母様の?」

「あぁ……」


たった何文字かのセリフを、必死に口から出している直斗を見ながら、瑠美は苦笑した。


「そこまで辛いですか? 自分のことを話すのが」


直斗は瑠美と視線を合わせることなく、下を向いたままになる。


「篠沢さんが、唯一素を見せる方なんでしょうね……おばあさまは」


瑠美はそう言うと、紅茶に口をつけ、さらに話す。


「私に興味があると言って、こんなふうに何度も食事をして、篠沢さんの目的が
最初は全く見えなかったんです。児島建設のお嬢さんが側に入れば、
何も怖いものはないから……と告げても、また私と会っている。側近が逮捕されて、
力の弱くなる父を見限り、今度こそ終わりだと思っていたのに、今日も会っている。
あなたが権力や地位を望んで、私に近づいたのではないことは、今日、
ハッキリとわかりましたが……でも……」

「でも?」

「でも、あなたは私を好きなわけじゃない……」

「……」

「私から何を探そうとしているんですか? 篠沢さん……」

「探す?」


その言葉に、直斗は瑠美の方を向き、しっかりと視線を合わせた。


「最初に言ったことを、覚えてますか? 何も語ってくれない人には、私も何も語らない、
そう言ったこと。でも、賭けに出たんです。もしかしたら、私が語れば、
あなたも自分を見せてくれるのかもしれないって。だから、ロンドンのことも話しました。
だけど、今の今まで、あなたは私に、自分を見せようとはしない。おばあさまのことさえ、
話すのが辛そうで……」

「……」

「あなたが自分を見せない限り、私はあなたを救うことは出来ません」

「……」

「篠沢さんの探す人は……どこにいるんでしょうか」


直斗は瑠美の言葉を、黙ったまま聞きながら、病院の道を一緒に歩いた、

絵里の横顔を思いだした。





季節は11月を迎え秋はさらに深まり、仕事を終えた絵里は落ち葉の上を自転車で走りながら、

病院へと向かう。


「絵里ちゃん、仕事終わったの?」

「うん。ハナさん、今日はずいぶん、気分よさそうね」


その問いにハナは笑顔で頷き、また視線を下に落とすと、丁寧に針を動かしながら、

濃紺の毛糸で小さな手袋を編む。


「大地君にあげたくてね。もう、だいぶ朝は寒いから」


絵里はベッドの横に座り、しわだらけだが働き者で、見るからにあたたかそうな、

器用に動くハナの両手をじっと見つめた。


「ありがとうございます。大地になんて」

「私はね、大地君がかわいくて仕方ないの、だから下手だけど」

「いえ……」



『あと半年……』



そう言っていた医師の言葉を、絵里は思い出しながら、ハナがいなくなったら、

自分たちはどうなるのかと、考えて始める。

親切にしてくれる直斗も、ハナがいなくなれば団地に顔を見せなくなるのに、

いつの間にか、石岡家の二人がいることに、慣れてしまっていて、もう一度、

一人で頑張らなければいけない日が来るのかと思うと、少しだけ心の重い絵里だった。





マンションの建設現場から戻った直斗は、社長室に呼ばれ、『公営住宅払い下げリスト』という

書類を高次から手渡された。


「これは……」

「花岡議員の逮捕まで持って行けるかどうかで、決まることなんだが、
今、税金の無駄遣いだとあちこちで騒がれているだろ。それを払拭するために、
役所のアピールで払い下げされるかもしれない、公営住宅リストが出来た」

「払い下げですか」

「あぁ、立地条件のいいところは、民間に払い下げをして、新しい建築物を建ててもらう。
それを提案した議員に、反発したのが花岡議員だ」


直斗は何気なく用紙をめくりながら、リストの名前を見ていたが、ある場所でその手が止まる。



『東町住宅』



ハナが長く住み、隣には絵里と大地が暮らしているあの住宅が、

自分たちの狙っているリストに入っていた。


「あの、東町住宅はなぜ……」

「あぁ、あそこにはうちのスーパーが近くにある。あれを生かして、もっと高層のマンションを
立てようと思ってるんだ。古いからな、今の公営住宅では考えられないくらい全体の敷地が広い。
だが、保存してもいいような珍しい木が、あれこれあるらしくて、それが理由で
花岡議員に却下された場所だ。環境問題などで名をあげた人だけあって、その辺はうるさいんだよ」


「住人たちは、そのままそこへ入居させる予定ですか」

「いや……家賃が公営住宅のままというわけにはいかない。公営住宅は他にもある。
どこかへ移らせれば済むことだ」


年老いたハナが出ていくことにも抵抗感を持つ直斗だったが、それより、

生活に余裕がない絵里と大地の行き先がどうなるのかが、気になり始める。


「こんなふうに、すでに生活をしている人達の場所を奪わなくても、
もっと……今度のプロジェクトのように何もない更地から……」

「出来上がっている場所に、入っていく方が経費も安く住むし、入居者も募りやすい。
更地を開発していくのは、単独では難しいんだ。そのくらいわかるだろう、直斗」


高次は自信満々にそう答え、椅子に深く座り嬉しそうに書類をめくる。


「しかし、児島建設も容赦ない。政権交代だけで十分だと思っていたのに、
花岡議員にまで手を伸ばしていくとは、思わなかった。ここがチャンスと見て、
一気にのしあがるつもりなのかもしれないがな」


直斗は高次の話を聞きながら、パーティーで瑠美に興味があると言った自分に対し、

『私を裏切ったら許さない』と、強い口調で言い返してきた、楓のことを思いだした。


以前は、少し時間が空くだけで、あれこれ理由をつけて会おうとしていたのに、

連絡すらよこさない楓の余裕が気になった直斗は、自ら連絡を入れた。





「こんなふうに会うのは、久しぶりじゃない? 直斗」

「あぁ……」


何度か来たことのある静かな店で、楓は会えなかった期間にあった出来事を

話しながら、カクテルを飲んで笑う。


「なぁ、楓……」

「直斗、プロジェクトが動き始めたことは知ってるでしょ?」

「知ってるよ、この間、現場を見てきたんだ」


地下鉄が開通する場所に建ち始めた、児島建設と共同開発しているマンションのことは、

直斗も何度も現場を見ているので知っていた。


「父が完成前にちゃんとしろってうるさいの。そろそろ考えてよ……」


二人の結婚のことを、楓は今までのように訴えかけるような目ではなく、

どこか自信ありげにそう提案する。


「なぁ……整備局の役人が逮捕された裏に、児島建設がからんでいるっていうのは、本当なのか」


直斗がおぼろげに感じていることを、そのままぶつけていくと、楓は、どこかでその問いを

予想していたように、軽く笑顔を見せた。


「人の質問に答える気持ちはないわけ? まぁ、いいけど。そうよ、だったら何?
悪いことをしている人達が逮捕されるのよ。それにうちがからんでいたら、問題でもあるの?」

「花岡議員も逮捕されることになるのか」


直斗のその言葉に、楓の笑顔が消え、組んでいた脚を組み替えると、視線を横へ向ける。


「そう……やっぱりね。あのお嬢さんに泣きつかれたんでしょ、直斗。
お父さんのことがどうなるのか聞いてほしいとか、それとも助けてとか……」

「そんなことじゃない。彼女はそんなことを聞く人じゃないんだ」

「会ってるでしょ? 何度も会ってるじゃない。直斗、比べているんでしょ? 
私と付き合った方が得か、彼女と付き合った方が得か……ねぇ、そうなんでしょ」


直斗はその楓の言葉に驚かされた。確かに始めは、花岡議員と近づき、娘である瑠美に

近づいていけば、また何か別の道が開けてくるのかもしれない、そう思っていた。

しかし、今、瑠美に対してそんな気持ちはなく、また、楓に対しての気持ちも、

以前と同じではないような気がしていたのだ。


「迷いを消したかったの。あなたの迷いを……」

「どういう意味だ」

「あなたは、迷ったりせずにまっすぐに進めばいいのよ。おじさまの跡を継いで、
うちのバックアップを使って、会社を大きくしていけば……それが直斗の目指すことじゃない。
だから余計なものは排除したの。それだけ」


高次の跡を継ぎ、会社を大きくし、自分を妻にすることが、正しい道なのだと

宣言する楓のセリフを聞いた直斗の脳裏に、以前瑠美が言った言葉がよみがえる。



『私たちは大きなカゴの鳥なんだから……あれこれ考えず生きていけばいい』



10年前、突然連れてこられた篠沢家に入り、父である高次や会社の人間達に、

なんとか自分を認めさせたい……。そう思って生きてきたはずなのに、

いつのまにか自分の道が、大きな力でコントロールされていることに、直斗は気付かされる。


「楓に逆らったら、俺も花岡議員や、役人達のように握りつぶしてやる……そう言ってるのか」

「直斗……」

「あなたの人生は、私の手の中にある。だから、ガタガタ言わずに、さっさとまっすぐに
歩いてこい! そういうことなのか!」

「そうじゃない、私はただ……」


近頃連絡もよこさず、それでも余裕のあるようなセリフを吐いた、楓の気持ちが

直斗にはしっかりと読み取れていた。瑠美よりも条件のいいのは自分なのだから、

直斗は必ず戻ってくる……。そう、見下されていた気持ちになる。


「跡取りが好きなら、黙って見てろ……以前、あなたはそう言ったけど、黙って見ていたら、
どこに行ってしまうのかわからないんだもの。いつもどこか遠くを見ているようで、
何かを探しているようで……。私は、あなたにとって、最高の女性でありたいの。
それは、間違っている?」

「最高の女性?」

「そうよ。あなたの望みを叶えられるのは……私だもの……」


直斗は、その楓の言葉を聞き終えると席を立ち、上着を手に持った。


「楓らしいな……」

「どこに行くの?」


店を出ていこうとする直斗に、楓はそう問いかける。


「どこに行ったって、必ず君のところに戻ってくる自信があるんだろう」


直斗はそうひと言告げると、支払いだけ済ませ、一人で店を出て行ってしまい、

残された楓は、唇を噛みしめたまま、その場で動かずに目を閉じた。





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コメント

非公開コメント

楓ちゃんこわっ・・・

いやぁ、絵里ママの意外な行動にびっくりです。
直人を連れて一緒に矢吹さんちにいくなんて(驚)
そりゃぁ、勘ぐっちゃいますよねぇ?
でも、その勘違いされてもいいくらい心の中の氷が少しは溶け始めたのかな。
絵里ママ!ファイト!
直斗ももう絵里につっぱしれー!押せー!おしまくれー!<勝手に応援 (^^;)

女の執念は怖いよ(笑)

ヒカルさん、こんばんは!


>いやぁ、絵里ママの意外な行動にびっくりです。 直人を連れて一緒に矢吹さんちにいくなんて(驚)

そうか、まぁ、今回は直斗の方が、頼んでいるからね、まぁ、いろいろと仕掛けないと(笑)
さて、直斗は押しまくるのか、亘を含めた糸がからむのはいつなのか……

もう少しお待ちを!v-291