【again】 32 7年の涙

【again】 32 7年の涙

     【again】 32



直斗は車から降りると、後部座席に乗せておいた荷物を抱え、まっすぐに部屋へと向かう。

机の上に箱を置き、ベッドの横に座ると、ネクタイを外した。


今朝、楓から届いた箱には、オーダーメイドで作ったドレスが入っていて、その袖の部分で

挟むように、手紙が置かれていた。



『直斗へ あなたを手放すのがずいぶん遅くなってしまったけど 
どうしても最後の契約を見届けたかったの ごめんなさい』


先日、現在進行中になっている児島建設との最後の契約が、プログレスで済んだばかりだった。

楓はこの行動を、すでに決めていて、実行に移したのだと書いている。



『あなたに別の好きな人が出来たと聞いた時 本当に辛かった 
でもそれ以上に辛かったのは おじさまにそのことを告げたのが私だと勘違いされたこと
そこから意地になって あなたを取り返してしまった』



高次が絵里のことを知り、霧丘を向かわせたのは、楓が告げ口をしたからだと、

直斗は思っていたが、それが自分の勝手な勘違いだったことに、この手紙を読んで

初めて気付かされる。


しかし、あの時の直斗に、楓を思いやる余裕はなく、思い通りにならないことを、

ただ、怒りにしてぶつけていた。



『私たちにもそれなりに 築いてきたはずの時間があったから 
時が経てば元に戻るのだと 思っていたけれど 
あなたはすっかり変わっていて 私の知っている人ではなくなっていました』



絵里のことを想い、大地のことを想いながらため息をついていた日々を、楓はそう表現する。



『あなたの辛そうな顔を見る度 早く終わりにしなければと思いながらもドレスを作ったり
式場に一緒に向かったりすると もしかしたらこのまま進んでいけるのではないかと思ったり 
私にもそれなりに葛藤がありました』



ドレスを作り、少しずつ結婚式の準備を重ね、喜んでいるように見えた楓の中に、

これほど辛い葛藤があったのだと、直斗はため息をつく。



『直斗 あなたは父を認めてくれた 自分の父親になる人だとそう言ってくれた 
私との結婚に正面から向き合ってくれたことがわかった時 私の気持ちから迷いは消えました』



瑠美から渡された書類を、楓に渡した時、直斗が自分の人生を、定めたときのことだ。



『最後の契約が済んで プログレスに被害が及ばない時期がきたら
あなたを手放そうと決めたんです』



絵里との別れを、決めなければならなかったのが、児島建設の邪魔だったことを知る、

楓らしい想いだった。この最後の契約が済んだことで、もし、以前のように児島建設が

ごねたとしても、逆に賠償を要求できるのは、プログレスに変わる。


楓は自分の選択を、誰にも邪魔させないように、ここまで引っ張った。



『直斗 これからはあなたの思うとおりに生きてください 
何かを求め常に前を向いている あなたの目が今でも好きです』



直斗はこの手紙を読んだ後、すぐに楓の携帯へ連絡を入れた。すでに電話は解約されていて、

所在をつかむことは出来なかったが、午後になり、楓がイギリスにいる友達のところへ

旅立ったのだと知る。



『イギリスの友達がくれた紅茶なの……』



どうしても部屋へ来て欲しいと楓が言ったあの日、すでに気持ちは決まっていて、

別れのために直斗を呼んだのだ。


ベッドの横から立ち上がった直斗は、もう一度箱を開き、楓の残していった

ウエディングドレスのレースに、そっと触れた。





季節は秋。


10月のカレンダーが、残暑を吹き飛ばし、秋の風が落ち葉を舞いあげる。

亘が探してきた倉庫跡地の交渉は、問題なくスムーズに進み、下に出来る店舗の計画も

順調に動いていた。


そんな秋の晴れた日、亘は前島を連れ、付き合いのある会社の息子の結婚式に出席する。


「篠沢さん、この間の『経済ストリート』読ませていただきましたよ。お兄さんと二人で
特集されてましたね」

「あ、あれは……、兄がメインで、僕はついでのようなものです」

「何を謙遜して。篠沢家には優秀な跡取りが二人いるのだと、業界では評判ですよ」

「いや……」


払い下げ物件の騒動が終わった後、この政策に反対意見を述べていた直斗が、

マスコミの注目を浴びることになったのが、きっかけで、若い兄弟が会社を引っ張っていると、

亘を含めた取材が、経済誌などで取り上げられるようになる。


「ねぇ、見て。これってうちの会社の二人でしょ」

「どれ? あ、そうよ、やだ……本当に載っているじゃないの」

「ねぇ、白黒っていいわね、二人とも引き締まって見えるじゃない。私も娘の成人式、
白黒で頼もうかしら」


そんなパート達の会話を聞きながら、絵里は作業服から帰り支度を進める。


「何言ってるのよ、二人はもとがいい男なのよ。素材が違うんだから、あなたが白黒にしたって、
引き締まらないって」

「……そう?」


鏡で髪の乱れを確認した絵里は、ロッカーの扉をパタンと閉める。


「お先に失礼します」

「あ……お疲れ様」


絵里が書店に立ち寄り、二人が載っている雑誌を探すと、他雑誌の影に隠れ、1冊だけ見つかる。

家に戻り買い物袋を置き、絵里がすぐにページを開くと、懐かしい直斗の顔がそこにあり、

亘と並んで取り上げられていた。

楓との結婚が流れたことは、亘からすでに聞いていたが、直斗から連絡が入ることもなく、

穏やかな日々が過ぎる。



『兄さんは絶対に逃げられない……』

『亘が何か、言ったの?』



兄弟でありながら、一時はどうにもならないのではと思った二人が、歩み寄っていることを

知るだけで、絵里の気持ちは満たされた。階段をあがる大地の足音が近づき、

絵里は雑誌を閉じ、TV下の棚にしまう。


「ただいま! ねぇ、智君とうちで遊んでもいい?」


大地はランドセルを放り投げ、台所にいる絵里のところへ顔を見せる。


「ダメ!」

「エーッ、どうして?」


否定されると思っていなかった大地の頬が、すぐに大きく膨らんだ。


「ランドセルをちゃんと置いてください。それが出来ない人はダメです!」

「……」


絵里は買い物袋の中から、箱に入ったドーナツを取り出し、大地の方を向く。


「ドーナツでいい? おやつ……」

「うん!」


大地は嬉しそうに笑い、部屋へ向かうと、ランドセルを机の横にかけた。





「真弓、いつまで待てばいいんだ!」

「わかっています」


それから1週間後、高次と真弓は、大手セメント会社役員の家に、食事の招待を受けた。

後遺症もほとんど気にならないくらい回復したにも関わらず、入院以来、高次はすっかり

真弓を頼るようになる。


「亘さん、本当に行かないつもり? 先方はご家族でとおっしゃったのに」


真弓は親子で出かけられるのではないかと思い、亘を誘う。


「いいよ、そんな緊張するような席は。しかも、兄さんが行かないのに、
僕が出るのはおかしいだろ」

「……まぁ、そうかもしれないけど」


篠沢家の一員だった、もう一人の息子直斗は、この夏に一人暮らしを始めた。


「先に出るよ」


亘はそう言うと、そばに置いてあった書類を持ち、車に乗った。篠沢家から30分ほど

走り続けたところに、亘が目指す場所がある。地下にある駐車場に車を停め、

エレベーターを最上階の11階で下りた。


一番奥にある角部屋のインターフォンを鳴らすと、すぐに直斗が顔を出す。


「悪いな、休みなのに……」

「いや、いいよ」


亘の縁から契約の決まった、倉庫跡地の受け渡しがこの10月末に決まり、

その書類を亘が直斗のところに持ってきた。不備がないかと直斗が確認し、もう一度亘に戻す。


「よし、OKだ。それにしても亘を相当信頼してるんだな、あの地主は」

「僕じゃないよ、『ほっとサービス』を気に入ってくれたんだ。この提案をした池村さんの
立案書には、隣のおばあちゃんが、重たい荷物を運んでいるのを、手伝っていて考えたと
書いてあった。兄さんのおばあちゃんのことなんだろ」


亘はわざと絵里の名前を出し、直斗の反応を見る。


「……あぁ」


直斗はそれ以上何も言わずに立ち上がると、コーヒーを煎れる準備をする。亘は立ち上がり、

訪れるのは引っ越し以来の、部屋を見た。


「それにしても、あいかわらず殺風景な部屋だな、少しは家具も増えたのかと思っていたのに」

「いつも帰ると寝るだけだ、あれこれ置く必要もないよ」


ポコポコ……とコーヒーのはいる音がして、部屋に香りが漂い始める。亘はベランダへ向かい、

外の空気を吸いながら、太陽の光に水面が反射する川を目で追った。川上の方に小さな森があり、

その奥には東町住宅がある。ベランダから必ず見える風景に、口にこそ出さないが、

直斗の中には、ずっと絵里への想いが消えないまま残っているのだと、亘は感じる。


「兄さん」

「ん?」

「どうして彼女と会わないんだ」


亘が誰のことを彼女と言っているのかわかりながらも、直斗は何も答えず、コーヒーを口に運ぶ。


「楓さんがイギリスに行ったのは、兄さんを自由にしようとしたからだろ。
こうして一人暮らしを始めたのは、そのためだと思っていた」


はじめは絵里の想いを受け止めながら、突き放した兄を許せないと思った亘だったが、

本当の気持ちを知るうちに、少しずつ考えを変えた。


「どんな理由があったにしても、楓を選んだんだ。状況が変わったから、もう一度というのは、
あまりにも勝手すぎるだろ」

「……そうかな」

「二人とも、しっかりと自分たちの生活を歩み始めている。思いつきのように、
また、彼らを振り回すわけにはいかない」

「……」

「一人も案外、いいものだぞ」


直斗はそう言うと軽く微笑み、またコーヒーを口に運んだ。





11月に入った初めての日曜日、絵里は大地を連れ、伸彰のお墓へ向かった。

二人が出会った日を記念日にしようと、今から7年前の11月10日に、

伸彰と絵里は結婚式をあげた。


伸彰が亡くなってからも、この日に一番近い日曜日だけは、大地を連れ、

絵里は墓参りを欠かしたことはない。


そんな絵里の行動を知っていた池村の父から、電話があったのは10日前のことだ。


「伸彰の墓の前で、会えないだろうか……」


いつも義母の影に黙って座っている義父が、かけてきた突然の電話に、絵里は戸惑ったが、

大地を連れ、約束の時間に墓の掃除をしながら、待っていた。


「大地……」

「あ、おじいちゃん!」


たまの休みに、大地を泊まらせることは続けていたが、『ビッキーズ』に入った今年は、

池村の家へ行く回数は昨年より減り、足が遠のいていることを、指摘されるのではないかと、

絵里は身構える。


「今日は、いい天気でよかった」

「はい……」


義父は、持ってきた線香を置くと、両手をしっかりとあわせた。大地はきれいな白い石を

いくつか拾い、それを空の光に透かしたりしながら、一人で遊んでいる。


「仕事は大丈夫かい」

「はい、週末は月の半分だけ出るので、今日は休みが取れました」

「そうか……」


言葉を選びながら話す義父の、ゆっくりしたペースに次が気になり、絵里はどこか落ち着かない。


「大学生だった伸彰が、サークル関連の飲み会で絵里さんに出会ったのがこの日なんだと、
よく聞かされたものだった」


別サークルに入っていた絵里と友達が、そのサークルがつぶれたことで、誘われたのが

信彰のいたサークルだった。忘年会の幹事を引き受けた信彰は、すぐに絵里を見つけ、

声をかけてきた。


「そんなに口数が多い息子じゃなかったが、11月10日のことは、よく話してくれた。
絵里さんを初めてうちに連れてきたのも、この日だっただろ」

「はい」


11月10日ならうまくいく……と、信彰は、この日を節目の日に選ぶことが多かった。


「つい、この間のようだがね」

「そうですね」


池村の父の置いた線香のけむりが、空に向かってまっすぐに伸びていく。


「本当は七回忌の時に言おうと思っていたんだが、死んでしまった時を規準にするのではなく、
信彰が好きだったこの日に、絵里さんと話をしようと思って、今日まで黙っていた」


どんな話をされるのだろうかと、絵里は義父の方を向く。


「終わりにしよう、絵里さん」


突然告げられた言葉に、絵里は何も言えなくなる。


「伸彰のことを忘れなさいと言うのは、大地がいる以上無理なことだし、親としてもそうは
言いたくない。だが、池村の嫁としての立場は、もう気にしなくていい」

「お義父さん……」


池村の父の視線は大地を捕らえ、その成長ぶりに目を細める。


「絵里さんと伸彰の時間は、もっと長く続かなければならなかったのに、あの子の責任で、
結局たった7年間だった。それからさらに7年……」


出会ってから結婚し、大地が産まれて2年経たないうちに、伸彰は絵里の前から消えた。

一緒に過ごした7年と同じ時間が、彼を失ってから過ぎたのだと、義父の言葉に、あらためて思う。


「絵里さん、あなたの人生はまだまだこれからじゃないか。たった7年一緒にいた男のために、
残りの長い人生を犠牲にする必要などない……」


二人の目の前で、伸彰の墓石に1匹の蝶がとまり、まるで二人の話を聞こうとするかのように、

羽を休める。


「大地は伸彰の残した子だ。私たちもかわいいし、これからも成長を見届けてやりたい。
でもね、絵里さん、あなたにはあなたの人生があっていい。もう、池村の嫁でいてくれる必要は
ないんだよ」


絵里はその言葉に顔をあげ、義父を見た。今までそんな話を一度もされたことはなく、

どう答えていいのか迷いながら、絵里は左手の薬指を隠す。


「伸彰が亡くなって、家内はパニック状態だった。その寂しさからとはいえ、絵里さんから
大地を奪うことまで考えているのを聞きながら、それはおかしいと思っても、私自身が、
あの子を失った悲しみを、なかなか整理することが出来なかった」

「……」

「一生こんな闇の中から出ることなど出来ないと思っていたが、葬式、一周忌、三回忌、
そして七回忌……、伸彰を忘れずに来てくれる人は、少しずつ減り、寂しい反面、
それが時間なんだと、そう思えるようになった。生きているものは、いつまでも
振り返ってばかりいてはいけないんだな」


墓石で休んでいた蝶が、少し羽を広げ、飛びたつ準備をする。


「やっと私たちも、気持ちが追いついてきた。いや……、正直言うと、家内はまだ
割り切れてはいないんだよ。でも、今日ここで、絵里さんと会って話しをすると言っても、
それを否定はしなかった。家内も頭ではわかっているんだ。大地は誰が育てるべきか、
私たちの出来ることはなんなのか。そして、失礼なことを言って、あなたを困らせたことも……」

「……いえ、そんな……」

「もう少し時間をやってくれ。あなたに謝罪できるときが、いつか来るはずだ」


義父は絵里に向かって頭を下げた。


「お義父さん、そんなことしないでください。時間が経ったからという気持ちは、
私にも十分わかります。伸彰さんが亡くなってから、私だって意地だけで生きてきたんです……」


絵里は頭を下げた義父に、やめてくださいと手をつかむ。とげとげしかった自分の暮らしを、

少しずつ溶かしてくれたのは、ハナと直斗だった。時が自分も変えてくれたのだと、

もう一度義父を見る。


その絵里の動きに、止まっていた蝶が青空の中に飛び立っていく。


「ありがとう……。今なら、あなたと大地の旅立ちを、見送ることが出来る。伸彰も、
この墓の中で、私の意見に頷いているはずだ」


学生時代、サークルで顔を合わせ、伸彰と将来を誓い合ったことを思い出し、絵里の中にあった

7年の想いが、涙となって溢れだす。


「大地の成長は楽しみにしているよ。祖父母として、協力もしていく。でも、舅と嫁という関係は、
これで終わりにしよう」

「お義父さん……」

「新しい出会いが、絵里さんにあることを、願っているよ」



『大地はおいていってね』



伸彰が亡くなった後、そう言われたことを思い出し、涙がさらに流れ、絵里の頬を濡らす。


「ありがとうございます」


絵里は何もなくなった左手を、しっかりと右手で包みながら、横に立つ義父に、丁寧に頭をさげた。





「ママ、おやすみなさい」

「おやすみ、大地」


大地は布団に入ると、10分も経たないうちに眠りにつく。絵里は大地の枕元から離れ、

カーテンを開け空の様子を確認した。


払い下げ騒動が白紙に戻り、ハナの部屋には夏休みの終わり、中学生の娘を持つ家族が越してきた。

しかし、車はないため、304の駐車場は今日も空いている。



『新しい出会いが、絵里さんにあることを、願っているよ……』



絵里は、白く書かれた『304』の数字を見ながら、義父の言葉を思い出した。





33 目覚める絆 へ……





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コメント

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心の葛藤と気持ち

楓さんずっと性格的にどっちかというと強がりさんだから素直になれなかったんですね。
ずーっと直斗が変わってしまったことがびっくりで
その直斗がとってもやさしい人で、そんな風に変えるほどの影響力を持った絵里に
嫉妬があったと思うけど憎めなかっただろうな。
どっちかというと、悔しいかな。
自分には出来なかったと、思っただろうな。
変わってしまったけど、とてもやさしい顔をするようになった直斗も好きで
そんな風に変えてくれた絵里に会ってみたけどその時のありがとうの
意味がわかった気がします。
亘もやっとお兄さんと向き合えるようになって自分の気持ちとも向き合って
それでもやっぱり、お兄さんの側にいて欲しいという絵里からの唯一のお願いを
ちゃんと守ってる。
でも、気になっちゃうんだよね。
お兄さんが自由になった。いつでも絵里にいけるのに行かない。
だからって、自分も行動とるにしては難しい。
池村の祖父母も七年という長い月日が経ってようやく口に出せた絵里への想い。
割り切れないけど縛り続けるのは同じ悲しみを持つ者だからわかってる。
この回のお話は、なんだかみんなのあんよが地がついた気がします。
今からが、スタートかな?

楓の意地

ヒカルさん、こんばんは!
抜歯のどんよりから抜け出せずに、お返事遅れました。


>楓さんずっと性格的にどっちかというと強がりさんだから
 素直になれなかったんですね。

楓は複雑な心境の中だったと思います。自分と歩くと思っていた直斗が
全く別の方向を向いてしまった。
でも、その直斗は、人として大きくなり、さらに魅力を増したわけで。

どこか負けを認めていても、流れのまま歩こうとする直斗を見ると、
このままで行けるのではと思ってみたり……

楓は、本当の意味で直斗が自分を見てくれたと感じとることが出来て、
身を引く覚悟が出来たのでしょう。


>この回のお話は、なんだかみんなのあんよが地がついた気がします。
 今からが、スタートかな?

……残りは4話です。最後までおつきあいください。