17 心の居場所

17 心の居場所


祥子は携帯を握り締め、足早に小田切の部屋へ向かった。

仙台支店、塚田が動いている『クライン』の仕事が、うまく回っていないことは、

石原と亮介からの連絡ですでに知っている。

自分が亮介と同期だと話したのにもかかわらず、呼び出しをかけられた意味は、

聞かなくても明らかだった。


「失礼します」

「おぉ……長谷部君、いつもにまして今日は麗しいね」

「小田切専務、朝から浮かれてしまうようなお言葉を、ありがとうございます」


小田切は自分のデスクにあった、ファイルを祥子に差し出した。

目の前のソファーに座った祥子は、その計画書を隅から読んでいく。

確かに、ガイドブックなどに乗らないような店をピックアップしてあるが、

場所は駅から近かったり、観光地から少し離れた場所にあったりと統一性がなく、

地元の人間なら、結構知っているような、見栄えのしないものだった。


「時間がないんだ。塚田もそれなりに頑張ってはいるようだが、『クライン』の会長は、
これでOKを出すほど甘くはない。たしか、君の同期だったよな……深見は」

「はい……」

「今回の担当は仙台支店だが、それをまとめるのは本社の役目だ。
同期の君なら軽く話題に出せるだろう。他に埋もれている意見はないのか、
聞いてみてくれないか」


祥子はそう言った小田切の方を一度見ると、手に持っていたファイルをデスクに置く。


「小田切専務、ちょっとした軽い話だなんて、ずいぶん遠まわしな言い方をされるんですね。
塚田支店長の案では通らない。深見君の意見を聞きたい……そういうことでしょうか」


適当なことを言われたまま、誤魔化されてはたまらないと、祥子はあえて、ハッキリと口に出す。

小田切は、その言い方に、口元をゆるめ軽く手を振った。


「……そうは言ってない。あくまでこの仕事は、仙台支店のものだ。
私に権限があるわけではないが、時間だけ過ぎていくのは、会社のマイナスになるだろう」


あれだけ自分を慕っている塚田を信用せずに、影で裏切ろうとする小田切も、

自分のことしか見えていない男なのだと、祥子は呆れ帰る。

会社のマイナスに……と言いながら、考えていることは、自分の立場だけのようだ。


「軽い話で済むことではないですよね。深見君にとっては、上司の意向を無視して、
意見を述べることになります。それなりの条件を出してくれなければ、
私も無責任に、聞き出すことなど出来ませんから」


塚田と揉めれば、亮介は仙台支店に残れない。塚田を別の場所へ動かすのか、

それとも亮介を異動させるのか、その場合の身分保障はどうなるのか、

祥子はそう小田切に突きつける。


「最終的に意見が通れば、塚田も文句はないだろう。いや、元々塚田が文句を言える話じゃない。
支店は……仙台だけではないのだから、会社の利益を考えてもらわないとな……」


『支店は仙台だけではない……』。その言葉に、小田切は自分が責任を持って、

どちらかを異動させるのだと訴える。祥子は、わかりましたと小田切に頭を下げ、

専務室を出た後、横に置いてあった大きな鉢植えを、扉の前にわざと置いた。





「全く、小田切専務も、結局は自分がかわいいだけよ。塚田さんがどうなろうが関係ないから。
とにかく深見からでも、意見があるなら取り入れて、乗り切りたいんですけどって、
わざわざ言ってくるんだから。あの、メタボリック親父め!」

「興奮するなよ、長谷部、しわ増えるぞ」

「ん? 何よ、もう!」


亮介は、石原が言っていた予想通りになったのだと話す、祥子の言葉をじっと聞いた。

もし、計画書を表に出すのなら、私宛に送って欲しいと付け加える。


「ここで深見君の企画が通れば、仙台支店のリストラ話も、この間のツアー事故のことも、
全て撤回することが出来るわ。小田切専務もそれをわかっていて振ってきたんだと思うし。
そうなると、塚田さんは仙台支店から身を引くことになる。太田君だったっけ? 
彼には戸田さんの会社がついたし、もう一人の軽部さんも、この企画の立案者なのだから……」

「あぁ……」


祥子の言うことは理解できるのだが、亮介はどうしても、それを素直に受ける気持ちに

なれないでいた。塚田に対して、自分の意見を言いたい気持ちはあったが、

軽部がまとめてくれた書類を、そのまま本社にあげたとしたら、結局得をするのは、

塚田と同じように、部下の気持ちなどどうでもいいとしか思っていない小田切だけだ。


「ちょっと考えるよ」

「考える? 何を?」

「この企画を、殺したくないんだ」

「殺す?」


祥子は電話口の亮介の言葉に、微妙な変化を感じ取った。来年の春へ向けての人事会議は、

秋には終了する。ツアー事故の件で、亮介の立場がよくないことは、すでに調べもついていた。


「深見君、悠長に考えている時間、ないんだけど……」

「わかってるよ……」


どこまでも自己主義的な考えしか出来ない上司に対し、

自分の身をしっかり守れと言ってくれた、石原や祥子の気持ちもありがたかったが、

それと同じような形で、対抗したくない気持ちも、大きかった。

自分のやってきた仕事に、自信があるからこそ、あえて守りには入りたくない……。

そんな気持ちを抱えながら、亮介は支店を出た。





亮介が支店を出てから30分後、会議を終え支店に戻った塚田は、

誰もいない営業部のデスクに座り、ポケットからタバコを取り出した。

本社の小田切からの催促電話がかからなくなって、今日で5日目になる。


塚田の耳にも、別方向で話が動き出したという噂が入り、それはおそらく深見に対し、

別の企画を出してくるように、指示が出ているのだろうと考えた。

本社にいた経験上、そんなことは簡単に見当がつき、指に挟んだタバコに火をつける。


煙は天井へ向かいゆっくりと上がっていくが、塚田はただ、それを見つめるだけで、

吸い込むことが出来なかった。


若い頃には、目の前に座っていた部下達と同じように、自分も現場へ出ることが何度もあった。

その中で、好き勝手なことを言い、約束を守らない客から、何度も迷惑をかけられてきた。

現場主義で頑張っていた同期は、その土地に慣れた頃、すぐに転勤を言い渡され、

文句を言いながらも、その波に飲まれていった。


子供が2人生まれ、環境の変化をつけたくないという妻の考えから、本社勤務を願い出て、

そこからはずっと、管理者の立場で仕事を続けてきた。

このままずっと、本社から動くことはないだろうと考えていた矢先、

告げられたのは、仙台支店の支店長というポストだった。



『エ! 仙台? 嫌よ、私。子供達だって大学受験のことを考えたら、
地方になんて行かせられないわ。あなた、一人で行って下さるでしょ?』



長年連れ添ったはずの妻は、当たり前のようにそう言った。

それでも、子供の環境を考えたら、それを否定することも出来ず、

放り出されるようにやってきた仙台では、すでにしっかりと色があった。



『深見部長……』



赴任してきた当初、この言葉を何度聞いたことだろう。前任の本郷が病気で急に職務から外れ、

その間を取り仕切った深見は、自分の予想以上に仕事の出来る男だった。

立場的には、自分が上司で深見は部下なのだが、営業部員達の目は、みんな深見を捕らえ、

彼の指示を期待する。


本社を出された今、そして、家庭から送り出されている今、

ここで、しっかりと地位を確保しなければ、自分の存在価値が見えなくなる。

それには、自分の出来ることで、もう一度東京へ戻るための努力をしなければならなかった。



『こっちのことは、君が気にすることじゃない。
国内の旅行とはいえ、相手は大手の会長だ。私の方で対応するから……』



握らせたくない。



握らせれば自分よりいいものを出してくることくらい、塚田にもわかっていた。

自分が小さな人間だと思いつつ、ただ目の前を登っていく煙だけを目で追い続け、

誰もいない部屋に戻る時間を、ただ意味なく遅らせた。





「もう、2500を越えただろうって言われた」

「2500? 体重のこと?」

「うん、だからね、いつ生まれても大丈夫なんだって。
この重さで、まだ2500なんですか? って思わず聞いちゃった」

「そうか……」


医者からもらったエコーの写真を見ながら、咲は、逆子になっていなくてよかったと笑う。

亮介はそんな咲の方をしっかりと見つめ、言葉を送り出す。


「咲……来年、仙台から離れることになると思う」

「……うん」


亮介の言葉に動じることなく、咲は写真を見ながら、返事をした。

その声のトーンは、すでに何もかもわかっているかのように、落ち着き穏やかだ。


「どうして? って聞かないの?」

「聞かない……。亮介さんが、思った通りにすればいい。私はどこだって大丈夫だから」

「……うん」


気持ちを吐露しようとしていた亮介は、咲の明るい言葉に思わず口元がゆるみ、

自分の考えていることも、きっと全てわかっているのだろうと、大きく息を吐く。


「北海道、もしかしたら、日本一寒いところかもしれないぞ」

「いいわよ、そうしたら、クマと遊べる子供に育てるから……」

「クマか……」


前回、そしてその前にもらった写真を見比べながら、

咲は、ここが足で、手で……と、亮介に語りかける。


「暑い沖縄かもしれないな」

「いいわよ。それなら……三線で踊れる子供に育てます」

「三線かぁ……」


どこまでも明るく、自分を励まそうとする咲の存在に、

亮介は心の中が、ゆっくりと溶かされていく心地よさを感じた。

この人がそばにいてくれるのなら、どこへ行こうが、

自分らしくいられるような、そんな気持ちになる。



その日の亮介と塚田は、同じ仙台の空の下で、対照的な時間を過ごすことになった。




                                 深見家、新メンバー加入まで……あと21日






18 2本の手 へ……




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コメント

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いい夫婦

こんばんは

ももんたさんいつも楽しみにしています。

咲と亮介って、温か夫婦ですね。なんだか、ジーンとしちゃいました。

塚田支店長には、その人なりの事情もあり、それを知ると、憎めないですね。
価値のない人っていないけど、みんな存在意義が欲しいんですよね。

祥子も出来る女って感じで、小田切とのやりとりかっこいいです。

話は変わり、今日は息子の入っているスポ少の新人戦&芋煮会でした。秋空の下食べるのって美味しいですね^^
先月は、8試合こなし、今シーズンあと11月までに10試合。母はがんばらねば!ももんたさんも、母業ファイトです。

そして、作家業もがんばってください。記念創作も楽しみにしていますね。

塚田家と深見家

心の居場所?v-238
誰の心?って読んでんですけど、塚田の心か・・・
塚田なりのやり方で、のし上がってきたのでしょうが、今は自分の「保身」あるのみ状態なのね・

子供達の大学受験のことを考えたら、単身赴任も仕方がない事か・・・それぞれの家庭の決定だからね

だからと言って自分が本社に戻る為なら部下を犠牲にして言い訳がない・・・塚田自身もいずれは
切られる身となるか??
塚田上司の専務も狸親父なのね   現実の会社は厳しいね~~

『転勤になるかも』と言う亮介に明るく答える咲
しかし、子供が受験を控えた年齢になった時
亮介の転勤辞令がでたら、咲は何と言うのかな? どうするだろうかな?と思いつつ読んじゃった 
ずっと先の話じゃん!!と思いつつ・・・

まだまだ続く対比とは
塚田の家庭模様と深見の家庭模様の対比だったのかな  でまだまだ続くの?
日本の会社・家庭の縮図を見る思いがしました。

(|||_|||)悲しいかなサラリーマンのお父さん

でも深見亮介は負けてはいけません→もうすぐ父だぞ~ファイティーン\(*⌒0⌒)bがんばっ♪

こんにちは!!e-454

本社のメタボリック親父もお手上げでいい気味!

長谷部さんの駆け引きで持っていった状況に
亮介さんもこの話に乗る?と思ってたら
さすが我らの深見亮介!あいつらと同じやり方は好まない、と猶予を申し出る。
けど、どんな考えがあるの?ボンクラな私には想像もつかない。
ま・まさか、塚田に・・・う~ん、ないないe-350
あり得ない!って一人でコーフンしてしまった。

しかし、人徳の差は奥さんにも出てた?
塚田支店長、気の毒な気もするけど自分のしてきた事、言ってきた事が自分に返ってきてるだけ。
とおばちゃんは、思う。
だって、亮介さんはつらい状況にあっても仲間の助けや、咲ちゃんも付いて来てくれてるもの。

咲ちゃんは亮介さんの、よき理解者だよね。
会社では苦しい立場ですが、家庭が安定してるから、頑張れるんですよね。

赤ちゃんが生まれて、大きくなっても変わらずに理解しあえる二人でいて欲しいな。
どんな父、母になるんだろう?それも楽しみ。

     では、また・・・。e-462

どうなる、男の末路・・・

今回は早い更新だったのね!

なんだか塚田さんが可哀想で・・・(こんなこと考えてるのは私だけ?)
小田切専務からは見限られ、支店の部下からは疎まれ、北や南に左遷されるのは塚田支店なんだろうか・・・
家族からも会社からも、「頼り」にされなくなった人の行く先は、どうなるんだろう。
自業自得とはいえ、脇役の星(悪役?^^;)の今後を、ももちゃんがどう描いていくのか、非常に興味があるのヨン^m^

地方へ飛ばされて、そこで巻き返した塚田と、偉くなった深見亮介が、また火花を散らす日が来れば面白いだろうな~・・・と「勝手になでしこ劇場」を展開しています^^v

咲ちゃん、お腹が重いよね・・・あと三週間だ、頑張れ~~!

クマと遊ぶ子?見てみたい!

中間管理職の悲哀だわ。 奥さんにも差が付いて
ちょっとセンチになっちゃった。

亮介は一体なにを思ったのか、軽部さんの案を殺さない方法。まさか大岡裁きよろしく、皆が少しづつ譲り合って、結果オーライ???
まさかね~~~i-282

咲ちゃんは良い妻になった。おおらかさが実にいい!辛い経験してるからかな?

深見夫婦

milky-tinkさん、こんばんは!
いつも楽しみにしてくれているなんて、嬉しいです。


>咲と亮介って、温か夫婦ですね。
 なんだか、ジーンとしちゃいました。

結婚する前は、あれこれありましたからね。
その分、絆は深いようです。
『リミットⅢ』は、支え合いがテーマだと……
勝手に思ってますので(笑)

息子さんの新人戦、それは応援に燃えたでしょう!
芋煮会なんて、あったまりそうでいいですね。
うちの野球部も、カレー大会は毎年行ってますよ。
親も団結力、つきますからね。


>母はがんばらねば!ももんたさんも、母業ファイトです。
 そして、作家業もがんばってください。
 記念創作も楽しみにしていますね。

ありがとうです。頑張ります。
記念創作、17日から始まりますので、
ぜひ、遊びに来て下さい。

心はどこに?

ナタデココさん、こんばんは!

『心の居場所』
塚田と亮介、それぞれなのですが、もちろん、家庭環境、子供の年齢、
そういった理由はありますが、元々、地方へ行くことをあまり好まなかった妻を持った塚田は、
今更の現場に、戸惑いがあるんだと思います。

それに比べて亮介は、同じ業界で働いていた咲を妻にしているため、仕事に対する理解もある。

自分の心が落ち着いていられる場所……

それを持っている人は、強いのではないかと、そんな気持ちで書いてました。


>まだまだ続く対比とは、塚田の家庭模様と深見の
 家庭模様の対比だったのかな  でまだまだ続くの?

えっと……あと5話くらいで、連載は終了の予定です。
もう少しだけお付き合いお願いしますね。

何を考えたの?

mamanさん、こんばんは!


>けど、どんな考えがあるの?ボンクラな私には想像もつかない。
 ま・まさか、塚田に・・・う~ん、ないない

ん? 何? mamanさん、何を考えたの?
すごぉく、気になるんですけど(笑)


>咲ちゃんは亮介さんの、よき理解者だよね。
 会社では苦しい立場ですが、家庭が安定してるから、
 頑張れるんですよね。

はい、心を休める場所があれば、戦場も怖くないでしょう。


>どんな父、母になるんだろう?それも楽しみ。

うふふ……ありがとうございます。

塚田の寂しさ

なでしこちゃん、ダブルでこんばんは!


>今回は早い更新だったのね!

うん、今週はもう1話載せる予定
来週は、記念創作で埋める予定(いまのところ……予定!)だからさ。


>自業自得とはいえ、脇役の星(悪役?^^;)の今後を、
 ももちゃんがどう描いていくのか、非常に興味があるのヨン^m^

どうしようかな……
いつの間にか、消えていたってことには、しないと思うけど。
まぁ、最後まで読んでみて。


>地方へ飛ばされて、そこで巻き返した塚田と、
 偉くなった深見亮介が、また火花を散らす日が来れば
 面白いだろうな~・・・と「勝手になでしこ劇場」を
 展開しています^^v

ほほぉ……そう行くんだね。
そうなるとⅣとかⅤを作らないとならなくなるぞ(笑)

よき妻、よき母へ

yonyonさん、こんばんは!


>亮介は一体なにを思ったのか、軽部さんの案を殺さない方法。
 まさか大岡裁きよろしく、皆が少しづつ譲り合って、
 結果オーライ???

結果オーライ! かどうかは読んで確かめてみて!


>咲ちゃんは良い妻になった。おおらかさが実にいい!
 辛い経験してるからかな?

亮介の辛い部分を、明るく流そうとする咲。
成長しました?
母は強くなるのですよ! はい……

家族の絆

八方塞って感じの塚田
とうとう小田桐専務からも見放されちゃったか・・・

会社の都合で何処に飛ばされるかわからない
サラリーマンの悲哀を感じないではないけれど

今の世の中、単身赴任を余儀なくされてるのは
塚田だけじゃない
離れて暮らしても、お互いを信じ励ましあいながら
頑張ってる家族はいくらでもいるはず

塚田は会社の中だけじゃなく
家庭の中でも、大切なものを築いて来れなかったんだね

出産を間近に控えて
ますます逞しく(笑)なってきた咲ちゃん!
この明るさが、なにより亮介さんの力になるね^^v
亮介さんが『クライン』の企画をどう上げていくのか楽しみにしています。




それぞれの立場

yokanさん、こんばんは!

>亮介はきっと仙台支店を助けるために、
 結果として塚田も助けてしまうんだろうな、
 そんな気がします。

yokanさんの読みが、当たるのか、外れるのかは
次回をお待ちくださいませ。

亮介も塚田も、それぞれの立場なんですよね。
でも、それだけでは済まないところも、また微妙なところ
残り5話なので、最後までおつきあいください。

夫婦の形

バウワウさん、こんばんは!


>塚田は会社の中だけじゃなく
 家庭の中でも、大切なものを築いて来れなかったんだね

すれ違いに気付いても、修正することなく過ごしてきて、
それが積もり積もって、ここへ来ている……
塚田の状況は、そんなところでしょうか。

亮介は、咲が同じ業界に勤めていたという利点はあるけれど、
常にコミュニケーションを取ってきたという
ところでもあるのかな。

さて、塚田と亮介、そして咲の出産、残り5話ですので、
最後まで、お付き合いお願いします。