9 誤解からの真実

9 誤解からの真実


スポーツ新聞の1面には、プロ野球チーム『東京ウイングス』の5番、

加藤秀太朗選手が婚約したという記事が大きく出ていた。

私はあまり野球に詳しくないが、美夏さんのところは男の子二人で、

試合を見に行ったこともあり、この選手のことも、よく見ていたと興奮状態で語る。


しかし、私が驚いたのは、そのことではなく、

その相手の名前が、私達の知っている人だったからだ。



『お相手は五十嵐智子さん(保育士)』



「驚いた。私、すっかりトコ先生のお相手はナオ先生だと思っていたのに、
まさかね、加藤選手だなんて、心臓止まるかと思ったよ」

「う、うん……」


美夏さんよりも、私の方がそう強く思った。

なにしろ、園の裏で親しそうに話す二人を見たこともあるし、

あゆみと買い物に出かけた時に、下着売り場で会ったこともある。





だとしたら、ナオ先生の『好きな人』は、誰なのだろう。

それとも、始めからそんな話は、ウソだったんだろうか。





保育園に行くと、取材者らしき人が、別の保護者を捕まえて、

トコ先生のことを教えてくれないかと話しかけていた。

私と美夏さんはその隙間をくぐり抜け、中へ入る。


「すごいね、さっそく園の周りにいるよ、マスコミ。
うわぁ、有名人だ、トコ先生」

「うん」


部屋の前で取り囲まれているのは、やはりトコ先生だった。

堀田さんはあれだけ相手はナオ先生だと決めつけていたのに、

トコ先生は、そんな特別なご縁がある人だと思っていたなんて、

とってつけたようなお世辞を言いまくっている。


「おはようございます」

「あ……おはようございます。おはよう、あゆみちゃん」

「おはよう!」


その輪から外れるようにトコ先生はあゆみを連れ、部屋の中へ入っていった。

私もおめでとうございますと声をかけたかったが、

もう、嫌になるほど言われているのだろうと、朝はそのまま園を出た。





「この新聞は、記念に取っておこうね」

「そうね、なんだか自分のことじゃないのに、誇らしいよね」

「全くさぁ、謙ったらグズグズ泣いたんだよ、今、本人がいないから言うけど」

「泣いた?」


私達は、届けられた広告をまとめ、機械に取り付けていく。

美夏さんは謙君が朝起きて、トコ先生が加藤選手と結婚することを知り、

自分のお嫁さんに出来ないと大声で泣いたのだと、話してくれる。


「バカみたいでしょ? あんなおねしょ坊主のところに、
トコ先生がお嫁さんに来るかって言うんだよ」

「かわいそうよ、美夏さん。謙君の初恋なんだもの」

「まぁ、そうだけどさ」


トコ先生のニュースを知った保育園のママ達から、

今日だけ特別にスポーツ新聞を購入できないかと問い合わせが結構入り、

昼間の店は、予定外の仕事に大慌てとなった。





「トコ先生、おめでとうございます」

「ありがとうございます」


私は、夕方、あゆみを引き取りに向かい、

あらためてトコ先生にお祝いの言葉を伝えた。

トコ先生は、相手が有名人だけに、なかなか思うように会えず、

ここまで来るのが大変だったと、裏話をしてくれる。


「このシーズンは怪我が多くて、彼も満足な活躍が出来なかったんです。
それなのに、私が周りでウロウロすると、
あまりいいことを言われないんじゃないかって、気を遣ったりして」

「大変ですね……」

「ナオ先生のおかげで、助かりました」


トコ先生と加藤選手の間を取り持ったのは、ナオ先生だった。

加藤選手とは幼なじみのナオ先生は、

2年前、仲間との飲み会にトコ先生を連れて行き、

そこで加藤選手が一目惚れをしたのだと言う。

何度か3人で食事をすることが続き、昨年くらいから真剣にお付き合いが始まった。


「そう、あゆみちゃんに先生って呼び止められた日、
あの日も、彼に頼まれた買い物をするために出かけてたんです。
遠征続きで、彼には買い物に行く時間も、なかなかないから。
でも、男性の下着売り場に、一人で行く勇気がなくて、
それでナオ先生についてきてもらったんですよ」

「あ……そうだったんですか」


私は二人が一緒にいたところを見て、

間違いなくトコ先生の相手はナオ先生だと思い込んだが、

あの日、バツが悪そうにした理由も、今こうして聞いてみると、

理解できる気がしてしまう。


「私が指輪をつけたまま、子供のお迎えに出てしまって。
みなさん、相手がナオ先生じゃないかって勘違いしていたみたいなんですけど、
こうして発表するまでは、絶対に言えない状況だったので、
そのまま勘違いしてもらった方がいいって、ナオ先生の方が……」


友達の恋を守るため、ナオ先生は何も言わずこの日を待った。

あれこれ言わない彼の強さに、あらためて優しさを感じてしまう。


「ナオ先生が、以前、好きな人がいるからって言って、
堀田さんが勧めたお見合いの話を、お断りしたと聞いていたので、
私も、あのデパートでお二人を見てから、すっかり思い込んでました」

「エ……お見合い? あ、そうなんですか」


トコ先生は照れくさそうに手を振り、そうじゃないのだと笑顔を見せる。


「ナオ先生の好きな人は、私じゃありませんよ」


トコ先生はそう言うと、上着のボタンを掛け違えたあゆみを止め、

楽しい歌を歌いながら、直してくれた。





キャンプに向かうその前に、『東京ウイングス』の加藤選手が、

『たんぽぽ保育園』に遊びに来てくれた。

謙君を始めとした男の子たちは、キャッチボールをせがみ、

あゆみ達女の子は、みんな記念撮影をせがんだ。



『みんなのトコ先生を、僕が絶対、幸せにします!』



仕事を休み、イベントに参加した保護者の前で、加藤選手はそう約束をしてくれた。

ナオ先生は、『必ず守れよ!』とヤジを飛ばし、

横に立ち、子供達からの折り紙ネックレスをかけた、トコ先生は、

あふれる涙をぬぐいながら、ありがとうと感謝の気持ちを伝えてくれた。





そして、あゆみは年長になった。





保育園最後の1年は、『ほし』組として過ごすことになり、担任はナオ先生になった。

美夏さんの息子謙君や、堀田さんの息子さん達とも一緒になる。





そして……。





「川村さん、当選です」

「ありがとうございます」


この夏に完成する平山団地に、私は当選した。

役所の担当者から、入居時期や揃えないとならない書類の話を聞きながら、

これで、あゆみが小学校に上がる前に、机を買ってやることが出来ると、

嬉しさで心がいっぱいになった。





「当選されたんですか」

「はい。ダメかなと思っていたんですけど、昨日、葉書が届いて。
すぐに電話をしたんです。早く行かないと、他の方が決まるんじゃないかって」

「あはは……。それはないですよ。待っていてくれたでしょ」

「はい」


私はあゆみを迎えに行き、当選したことをナオ先生に告げた。


「川村さんになって、幸運が舞い込んできたんじゃ……あ……」


ナオ先生は、少し言い過ぎたと思ったのか、そこで言葉を止めた。

私は本当にその通りだと思い、今なら宝くじも当たるような気がしますと、

付け足していく。


「すみません……」

「謝ったりしないでください。本当に今はスッキリした気持ちなんです。
ナオ先生にいただいた言葉、今でもずっと心に刻んでますから」

「何か……僕が言いましたか?」

「もうすぐ、自分の時間を持てるって」

「あぁ……」


ストレスが溜まり、ナオ先生に向かって吐き出したあの日、

それを受け止めてくれたナオ先生が、言ってくれた。

私は、あの言葉で、さらに前向きになれたのだ。


「仕事も探していこうと思っています。新聞配達がダメというのではなくて、
昔、会社で経理をしていたので、せっかくならそれを生かそうと思って。
これから少しずつ職安に通って、長く続けていけるものが見つかれば」




あゆみと二人、生きていくために。

人のことをうらやんだり、しないように……。

もっと、もっと、自分が前向きになれるように……。




ナオ先生は、私の話を真剣に聞きながら、頑張って下さいと、声をかけてくれた。





そこから私の仕事探しが始まった。

職安で紹介された会社へ面接に向かうと、月の半分、2回の日曜出勤があった。

小学校にあがるあゆみを一人にするには自信がなく、履歴書を渡さずに家へ戻る。



「日曜出勤か、それはちょっと難しいですよね」

「そうなんです、あゆみが大きくなってからならともかく、
まだ、小学校に上がりたてで残すのはと思って。お給料もよかったんですけど……」

「また、見つかりますよ、きっと」

「はい……」


あゆみを迎えに行く時、私はナオ先生に自分のことをあれこれ語った。

思い通りにならないことに不満を持ち、それでもまた次があると励ましてもらう。



このまま自分の気持ちさえ折れることなく、前向きに頑張っていけば、

全てがいい方向に回り出すと思っていたある日の朝、

新聞に小さな記事を見つけた。



『矢部金属、吸収合併』



矢部金属とは、私が以前勤め、誠一さんと出会った会社だ。

彼はその研究室で一番の出世頭だった。

以前から噂になっては消えていた合併の話が、本当に決まったのだと思いながら、

食器を片付けると、子供番組がまた別のものに変わった。

布団に目をやると、まだあゆみは中に潜ったままで、起きようとしない。



「あゆみ、いい加減に起きなさい」

「やだ」

「何言ってるの。もう急がないと保育園に遅れちゃうよ。
ナオ先生待っているでしょ」

「行かない…」


その声は、小さいものだったが、入園したての頃ならともかく、

それからあゆみは一度も保育園を休みたいと言ったことはなかった。

たまにはケンカをして、手を噛みつかれて泣いたり、

ひっかき傷を作り絆創膏を貼ってきたこともあったが、

こうして『行かない』という意思表示をしたことはない。


「どうして行かないの?」

「昴君がいるから、行かない」

「昴君?」


藤田昴君は、年中の時引っ越して来た男の子だ。

体格も大きく、相撲大会でも年長を倒すほど強かった。

時々友達を泣かせてしまったと、お母さんが謝っている姿を見たことがあり、

また何か言い合いでもしたのかとあゆみに問いかける。


「どうしたの、理由を言いなさい」

「やだ……行かない」

「あゆみ……」

「だって……、だって、あゆみのうちは貧乏って、昴君が言うんだもん」


あゆみはそう言うと泣き顔のまま、一気に話をし始めた。

子供達が一緒に部屋で絵を描いていると、昴君が家の話をし始め、

自分とお姉ちゃんが別々に部屋を持っていること、

ピアノを置いてある部屋があることなど、自慢げに語った。

そんな部屋など持っていないといったあゆみに、

部屋はいくつあるんだと昴君は問いかけ、

1つだと話すと『貧乏だ』と指を差したと言う。


なんとかあゆみを起こし支度をさせ、私は保育園に向かった。

道を歩きながらも、もうすぐ団地に引っ越すこと、

そうすれば、あゆみの部屋も出来ることを話し続ける。

園に着くと、昴君はすでに部屋の中にいて、あゆみが入っていくと、

早速、髪につけていたリボンが昨日と同じピンクだと、からかいだした。


「同じじゃない、違うんだもん!」

「貧乏だ、あゆみのうちは貧乏だぞ。おんなじのしかないんだ。
うわぁ……貧乏……」

「違うもん!」


隣に立っていた美夏さんが、私が行ってやるとばかりに身を乗り出した時、

真剣な目をしたナオ先生が、昴君の腕をつかみ、そのまま腰を下ろした。






10 心の中に住む人

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コメント

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あぁ、すっきり!!!

邪魔ものが消えて、川村さんに戻って
トコ先生のお相手がハッキリして
団地も当選して
あぁ、すっきり!!!

さぁて、次にすっきりしたいのは…
ナオ先生の好きな人❤は誰?
そして、あゆみちゃんの小さな心のキズは…?

わくわくしながら明日を待ってま~す♪♪♪

トコ先生のお相手がプロ野球選手だったとは・・・・
ますますナオ先生の思い人が気になりますね~
 一度も登園拒否しなかったあゆみちゃん・・・
ナオ先生が昴君に「人として、してはいけないこと」を
教えてくれるんですね。

私、密かに思っていや、願ってます。
矢部金属、吸収合併が誠一(呼び捨てw)にとって
少しでも マイナスになれば・・・と。執念深いかなぁー(笑)

いいこと、悪いこと

おはようございます!!

トコ先生のお相手がナオ先生じゃない!と信じてました。

ナオ先生の知り合いだとは思ってたけど有名人だったんですね(≧∀≦)

ナオ先生が言ったように、藍さん旧姓に戻っていいことばっかり(*≧m≦*)

藍さんの想いにも希望が出てきて、団地に当選して、あゆみちゃんの担任もナオ先生になって…

考え方も前向きになってこれから!ってときに
あゆみちゃんの登園拒否は、ちょっと心配ですね。

貧乏かぁ…
物質的にはそうかもしれないけど
気持ち?感性?的には昴君の方が貧乏?

ナオ先生はなんて言って
昴君に分からせるんでしょうね。

あぁ、あと誠一!
( ̄~ ̄)フフン 転落人生の始まり?って喜んでたりして
私、意地悪すぎかしら…(;¬_¬)


では、また…(^.^)/~~~

そうでしたか~

昨日の終わり方で何事?
と思ったけど、そうでしたか~。^^

ナオ先生とはちがったのね~。と胸をなでおろしました。

ナオ先生が仲を取り持ったのでは親しく見えたんですね。
それにしても堀田さんの変わり身の早いこと。^m^


誤解もとけて、団地も当選して、一人で生きていくことを決心した藍さんにはこれからいいことが待ってるよね。

あゆみちゃんの登園拒否で、また少し藍さんは困ったことが置きそうですが
ナオ先生が助けてくれそうですね。^^

一安心したけど・・

なるほど~
トコ先生のお相手は有名人だったのね!
誤解も解けて一安心♪

団地の当選に、新しい学年でのナオ先生の担任
旧姓に戻って良い事尽くめの藍だったけど・・・

あゆみちゃんの登園拒否!
子供って気になる子にわざと意地悪な事言ったりするけど
余りにも心無い言葉は傷つくよね

ナオ先生がどんなふうに昴君をわからせるのか
続きがとっても楽しみです~^^

おめでとう!

ま、私は最初からトコ先生の相手はナコ先生では無いと
思ってましたよ(ホントホント)


でもスポーツ紙に載る人だとは・・・・
トコ先生おめでとう!お幸せに❤❤❤

するとナオ先生の好きな人って?
やはり藍だろう(勝手に決めて、納得)

クク・・皆さん↑誠一がボロクソになればいいと願ってますね。
実は私もです。でもな~ももちゃんがそんな風に書かないだろうな。

あゆみが登園拒否。
ナオ先生の腕の見せ所かな?

スッキリOK!

Arisa♪さん、こんばんは!

>あぁ、すっきり!!!

あはは……、短期集中連載ですからね。
スッキリするのは、いいことです。

トコ先生じゃないとすると……の答えは、
次回に出るのか、それとも……と、
なんとなく次なる嵐の予感を漂わせ、
みなさまを、10話へ引っ張る私。

わくわくしながら、次話へどうぞ!(笑)

あと気になるのは?

yasai52enさん、こんばんは!

>トコ先生のお相手がプロ野球選手だったとは・・・・
 ますますナオ先生の思い人が気になりますね~

はい、ナオ先生の幼なじみが、相手でした。
一つ出来事が去っては、また次が出てくるのです。

あゆみのトラブル、さて、どういう方向へ進むのか、
そして、ナオ先生の気持ちはわかるのか、
それとも?

誠一は今回、マイナス要素を一手に引き受けてますからね。
さて、吸収合併でどうなるのか……も
気になるよね(笑)

10話へどうぞ!

どうなる誠一

mamanさん、こんばんは!

>トコ先生のお相手がナオ先生じゃない!と信じてました。

あはは……。みんなやきもきしてくれたんだね。
この感想を同じものを、ブロメで何通かいただきました。
そう、違ったんですよ。

少しずつ色々と解決に向かい、
前を向いた藍。
そこに出てきたあゆみのトラブル
そして……(と、ちょっと何かありそうでしょ?)

>ナオ先生はなんて言って
 昴君に分からせるんでしょうね。

はい、10話で!

>あぁ、あと誠一!
 ( ̄~ ̄)フフン 転落人生の始まり?って喜んでたりして

誠一、みなさんの念力で、寝込みそうだ(笑)

次へ続くように……

tyatyaさん、こんばんは!

>昨日の終わり方で何事?
 と思ったけど、そうでしたか~。^^

すみません、思わせぶりな終わり方で、
でも、みんな『どうなるの?』って思ってもらえたかなと。

>それにしても堀田さんの変わり身の早いこと。^m^

でしょ、でも私、この人結構キャラとして好きなんです。
書いていると楽しいの。
自己中心的で、なかなかでしょ(笑)

>藍さんにはこれからいいことが待ってるよね。

……うーん、うんと言えないの、
それは10話で!
(と思わせぶりすれば、また読んでくれるかな・笑)

ガキ大将、昴

yokanさん、こんばんは!

>今度はガキ大将かいな(ーー;)どこにもいるよね~、
 こういう意地悪なガキ大将が・・・
 負けるな、あゆみちゃん!

一つが終わると、一つが出てきます。
藍とあゆみには、まだまだ色々とありそうで。
さて、ガキ大将の昴君は、どうなるのか。

それはもちろん10話で。

子供は直球だよね

パウワウちゃん、こんばんは!

>子供って気になる子にわざと意地悪な事言ったりするけど
 余りにも心無い言葉は傷つくよね

そうそう、でも子供って、相手の気持ちまで考えて
発言しないからね。
わが家も、こういうことは、両方でありました。
(言ったり、言われたり……)

>ナオ先生がどんなふうに昴君をわからせるのか
 続きがとっても楽しみです~^^

うん、うん、楽しみにして。
その後、また何かが起きちゃうんだけど
(っと、また思わせぶりな・笑)

読まれてた?(笑)

yonyonさん、こんばんは!

>ま、私は最初からトコ先生の相手はナコ先生では無いと
 思ってましたよ(ホントホント)

あはは……、さすが、ももんた創作を
知り尽くしているyonoynさんだね。

>クク・・皆さん↑誠一がボロクソになればいいと
 願ってますね。
 実は私もです。
 でもな~ももちゃんがそんな風に書かないだろうな。

誠一、今頃寝こんでいますよ、きっと(笑)
さて、彼の再登場はあるのか、ないのか……

で、何が起こるのか!
それは10話ですってば!

時は進んでいますね

昨日は丁寧なお返事ありがとう^^

トコ先生の結婚話は、藍にとっては安心材料でしたね。
ナオ先生の相手じゃなかった・・・の想いが強かったでしょうから。

子どもたちもどんどん大きくなって、藍の環境も少しずつ好転して、その中で知った別れた夫の苦境
藍が誠一のことを本当に理解できるのは、もう少し先なのかなぁ。
自分に余裕ができたら、きっと誠一と別れなければならなくなった原因を考えるだろうと、期待しています。
そうなったとき、次の幸せもつかめるのでは。

さて、事件発生ですね!
次へ・・・

振り返る余裕

なでしこちゃん、こんばんは!

>藍が誠一のことを本当に理解できるのは、
 もう少し先なのかなぁ。

うーん、当事者だと、自分を守ることで
必死なのかもしれない。
別れる以上、相手が悪いと思っているわけだしね。

そうそう、今の藍にはまだ、『余裕』がないのです。
さて、それが出来るのか、
それとも……は、さらに続きます。

このお話も後半に入りました。
最後までお付き合いお願いします。